これからは女性もIT業界を選択肢に

プログラマーを始めとしたIT系エンジニアの仕事というのは、男性女性を問わずに働くことができます。しかし、女性のプログラマーというのは少ないのが現状です。大きな理由としては、ITの分野が理系だと思われていることと、IT業界が男性社会であることの2点があげられるのではないでしょうか。まず、ITの分野が理系であると思われていることですが、女性の多くは理系よりも文系に進むことから、難しいと感じていると思われます。実際のところは、文系の知識というのも活用される場面もあるので、理系の知識がなければプログラマーになれないということはありません。理系の知識は学習さえすれば後からでも身につくもので、文系であれば現場で必要な仕事に役立つスキルを身につけていけば良いのです。

次にIT業界が男性社会であることについては、男性がITや機械などに関心を持ちやすいことや業務の進行状況によって体力が必要になってくる場合があり、男性が多くなるのも仕方のないことかもしれません。しかし、その分人間関係でストレスを感じている人もいます。一般的に女性の方が共感能力に長けていると言われており、また女性の感性を活かしたデザインなど、女性特有と言えるようなもので変化をもたらすことを求めている企業もあるのです。

さらに、職人気質に見えるところが多くの人を敬遠している面もあるでしょう。一昔前までは、プログラマーという職業はかなり専門的な仕事であったと言わざるを得ません。まだまだ難しい単語など、コンピュータから縁遠い人には理解できない言葉のオンパレードで、どうしても堅苦しく見えてしまうかもしれませんが、それはどんどん改善されています。女性としては少し近寄りがたい印象の分野かも知れませんが、ITを活用した商品があふれる現代ではこれからもっと身近になっていくはずなので、ITに携わる女性プログラマーという将来も選択肢の1つに加えておいていいのではないでしょうか。